皆様はクレジットカードや電子マネーは使ったりしますか?
私は基本的には現金は使わず、スマホの電子決済やクレジットカードを使います。
現金主義が根強い日本ですがキャッシュレス決済も少しづつですが普及してきてるようです。
今回はキャッシュレス決済の代表格、クレジットカード決済を個人の飲食店で導入すべきかを書いていきます。
キャッシュレス化は進んでいく
以下は日本のキャッシュレス決済額と民間消費支出に占める割合です。
出典:キャッシュレスの現状と推進(経済産業省資料)
年々右肩上がりなのがわかります。
さらによく見るとキャッシュレス決済の中でもクレジットカード決済が1番多くなっています。
また、日本政府は世界のキャッシュレス決済の動向やインバウンド需要などを勘案し、キャッシュレス化を推進する目標として、2025年に開催される大阪万博に向けてキャッシュレス決済を進めていくキャッシュレスビジョンを発表しました。
国がキャッシュレス化を進めている以上、今後もクレジットカードなどの利用率は上がっていくものと思われます。
損失機会を回避する
クレジットカード決済を導入する一番の目的はお客様の利便性を上げ、機会損失を回避することです。
言い方を変えるとクレジットカード決済ができないという理由で来店してもらえないということを防ぐためです。
似たお店が2つあった場合、支払い方法が多彩なお店の方が多くのお客様を取り込めます。
他のメリットはクレジットカード決済の方が買い物をする際の利用額が多くなる傾向がありますし、手持ちの現金がない人の利用も見込めます。
また、三井住友VISAカードが発表しているデータには日本人のクレジットカード利用率は14%なのに対して、欧米諸国では50%以上という高い利用率とかかれています。
今後、2020年の東京オリンピック、2025年の大阪万博など外国人観光客も多く訪れ、インバウンド需要でのクレジットカードの利用も多く見込めるでしょう。
クレジットカード決済のデメリット
ここまでクレジットカード決済のいいところばかり見ていきましたがデメリットもあります。
- 手数料がかかる
- 入金が遅れる
この二つのデメリットが相当大きいのにも気を付けなければなりません。
飲食店の利益営率は目安ですが10%~15%といわれています。
クレジットカード決済をした際は手数料はお店側がしなくてはならず、飲食店の場合の手数料は3~5%程度になります。(売り上げが1,000円の場合30円~50円)
お客様全員がクレジットカード決済するわけではないので一概には言えませんが、利益率から考えると少し手が出しにくいところでもあります。
また、商売の基本ですが売上などの入金は早く、経費などの出費は遅くが鉄則です。
現金商売の飲食店なら売上は現金でその日のうちに入りますが、クレジットカード決済の場合の入金は1~2か月遅れます。
入金があるまで手元にある現金でお店を回せれば問題ないのですが、入金は来月にあるけど手持ちの現金がなく今月の経費が払えないということがないように気を付けなければいけません。
まとめ
今後の売上増加も見込めるクレジットカード決済ですが安易に導入せず上記であげたデメリットも考え、それでもお客様が来店してくれ、売上と利益がきちんと見込めるなら導入すべきだと思います。
ただし導入には審査や機器の手配などがあり、すぐに始められるものではないので導入をお考えならお早めに検討するのがいいかと思います。