飲食店を開業するにあたってまずやることはコンセプトの設定です。

コンセプトは物件探しやメニュー決定、事業計画などすべてに関わってきます。

一度お金をかけて物件や内装が決まると方向転換が難しい飲食ビジネス。

コンセプトの設定には十分な時間をかける価値があります。

魅力的なコンセプトを持っているお店はブランディングもしやすいですし固定客も付きやすく、繁盛店になりやすいでしょう。

具体的にどう決める?

ここからは具体的にコンセプトを決める方法を書いていきます。

お店のターゲット層、利用動機を決める

ここではまずどんなお客様に来店してほしいか、「ターゲット層」を具体的に考えます。

「若い人」や「男性」という抽象的なものではなく、「20~30代の会社員」や「定年を迎えた夫婦」などできるだけ細かく決めた方がお店作りがしやすくなります。

また、ターゲットを決めたらそのお客様がどういったときに利用するか、「利用動機」を考えましょう。

上記の例でいえば、「20~30代の会社員」がランチの時間に利用するお店だったり、「定年を迎えた夫婦」であれば落ち着いた雰囲気のお店でご飯を食べたいと考えるかもしれません。

「利用動機」に合わせたお店作りが必要になるでしょう。

お店のポジショニングを決めよう

「ターゲット層」や「利用動機」を決めたらお店のポジショニングを決めましょう。

ここで気を付けたいのが「他店との差別化」です。

自店の強みを生かしつつ、「ターゲット層」や「利用動機」を踏まえたポジショニングを考えていきましょう。

例えばイタリアンの修行をしてきたシェフが「20~30代の会社員」に向けたランチを提供しようとするならば、オフィス街にある手ごろな価格で本場の味のパスタが食べれるお店。

「定年を迎えた夫婦」が外食で利用するお店なら、落ち着いた雰囲気で本格的なイタリアンとお酒が楽しめる、少し価格は高めなお店などのポジショニングが考えられます。

また自店の強みをわかりやすくする方法に「SWAT分析」というものがあります。

自店の「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」の4つの頭文字をとったもので表にして書くとわかりやすいです。

下記はイタリアンのお店を例にSWAT分析をしています。

Strength(強み)Opportunity(機会)
本場のイタリアで修行してきた
イタリアからの独自の仕入れルートがある
本場イタリアで流行っている料理を知っている
出店地域に本格イタリアンがない
観光客が増えてきている地域
日本でまだ流行っていないイタリアンを提供できる
Weakness(弱み)Threat(脅威)
経営知識に乏しい
出店地域の特性がわからない
ブランド力がない
資金が乏しい
有名飲食チェーンが進出している
高齢者が多い地域で人口の減少が考えられる
イタリアンのお店が入れ替わりが激しい

このように自店の棚卸をし、見える化することによりお店のポジショニングを考えるのもいいでしょう。

コンセプトを決める

「ターゲット層」や「利用動機」、「ポジショニング」が決まったらこれらをもとにコンセプトを決めていきます。

コンセプトは6W2Hで決めるとわかりやすくまとまります。

Who(誰が)法人か、個人か?従業員は?
Whom(誰に)ターゲット層
Where(どこで)立地
What(何を)提供する料理
Why(なぜ)お店の経営理念・目標
When(いつ)営業時間・お客様の利用時間
How to(どのように)ポジショニングやお店の形態
Hou much(いくらで)価格帯

これらを決めることによりコンセプトが明確になります。

これらの項目は一度お店が出来上がってしまうと変更しにくいので、お店を開業しようと思ったらしっかり考え、確実に固める必要があるでしょう。

まとめ

コンセプトを決めるのは一筋縄にはいかないですが、繁盛店を作るためには必要な作業になりますので、時間をかけてでもやりましょう。

決しておいしい料理が食べれるというコンセプトだけでお店を開くことのないように。

コンセプトがなかなかできないなどお困りでしたら当事務所で開業相談もやっておりますのでお気軽にお問合せください。

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