お客様からよく飲食店を開業するには資格がいるかと聞かれます。

料理に関する資格は調理師や栄養士、製菓衛生士や食育系の資格など国家資格から民間資格まで様々ありますがどれかが必要なのでしょうか?

答えは「食品衛生責任者」になることができる資格をもつ人が必要になります。
飲食店1店舗につき、1人以上は必ず食品衛生責任者を配置することになっています。
食品衛生責任者を配置しないと飲食店営業許可等の許可が取得できません。
一人で飲食店を運営している方は営業者本人が食品衛生責任者に就任しているはずです。

食品衛生責任者になれる人は先にあげた調理師や栄養士の資格を持った人もなれるのですが、実は他にも食品衛生責任者になれる資格はありますし、講習を受けて食品衛生責任者になる方法もあります。
調理師や栄養士の免許は絶対に必要なものではないのです。
持っていればお店の売りにはなるかもしれませんが・・・

このページでは食品衛生責任者になれる資格や食品衛生責任者の役割について詳しく書いてきます。

山中

これから飲食店を開業する人や、パン屋やケーキ屋、バーなど食品を扱うお店を開業する人は食品衛生責任者は絶対に必要になりますので是非読んでください!

食品衛生責任者はこんな人がなれる

食品衛生責任者になれる人にはすでに一定の資格を持っている人がなれます。

以下が食品衛生責任者になれる資格一覧になります。

  • 栄養士、調理師、製菓衛生師
  • 食鳥処理衛生管理者、船舶料理士、ふぐ包丁師
  • 医師、歯科医師、薬剤師、獣医師
  • 大学等における畜産学、水産学、農芸化学等の課程卒業者
  • 食品衛生管理者の資格をお持ちの方

調理師や栄養士など料理に関係する国家資格を持っている人はそのまま食品衛生責任者になれます。
しかし、同じ料理系の民間資格であるフードコーディネーターや食育系の資格等では食品衛生責任者になれませんのでご注意ください。
上記の資格でしか食品衛生責任者になれません。

山中

料理系の資格以外にもお医者さんや歯医者さんも食品衛生責任者になれるんですよ。

では飲食店を開業する人はこれらの食品衛生責任者になれる資格を取得しなくてはいけないのでしょうか?

実は食品衛生責任者になるためには資格を取得しなくても都道府県や市が開催している食品衛生責任者養成講習会(以下、養成講習会)を受講すれば食品衛生責任者なれます。

ほとんどの飲食店がこの養成講習会を受けて食品衛生責任者になっているのが現状でしょう。
ここからは養成講習会について書いていきます。

食品衛生責任者養成講習会

養成講習会を受けると食品衛生責任者になることができます。

講習は月に数回行われていて1日で終了しますが、開催日が指定されていたり場所によってはすぐに定員になってしまう会場もありますので早めに申し込みましょう。
申し込み方法はネット上や郵送でできる都道府県や市もありますが、窓口でしか申し込めない会場もあるのでご注意ください。

都道府県や市によっては受講資格で年齢制限を設けたりしていますすので、受講資格も確認した方がいいでしょう。
神奈川県の受講資格を例に挙げると
①満15歳以上(義務教育履修中の者を除く)の方
②原則として日本語が理解できる方
などの受講資格があります。

受講料金は10,000円前後かかり、受講当日に窓口で支払うことになります。
開催日程や、受講資格などは「都道府県名 食品衛生責任者養成講習」で検索すると調べられます。

ちなみに都道府県や市ごとに受験資格の違いはありますが、平成9年(1997年)4月1日以降に都道府県か市いずれの養成講習会を受ければ全国どこの店舗でも食品衛生責任者に就任できます。
有効期限もありませんので、すぐに飲食店を開業する予定はないけどいずれは開業したいと考えている方はとりあえず取っておくのもひとつの手ですね。

講習の内容は
・公衆衛生学1時間
・衛生法規2時間
・食品衛生学3時間
上記の合計6時間(午前10時~午後5時)を1日で行い、講習終了後、当日に受講修了証が配布されます。

小テスト等がありますが、日本語が理解できて講習をまじめに聞いていれば大丈夫な内容です。
途中退席や居眠りは厳禁ですのでご注意ください。

山中

食品衛生責任者は国家資格です。
講習を受けて取得すればあなたも国家資格保持者です!

神奈川県の受講場所一覧と開催日程リンク

神奈川県内のみになりますが、講習会を実地している会場と開催日程のリンクをまとめておきます。
どこの会場の講習会を受けても全国共通で食品衛生責任者になれるので大丈夫ですが定員がありますの申し込みはお早めにやった方がいいでしょう。
また、会場の場所は変更する場合もありますので必ず確認してから申し込んでください。

開催場所住所
川崎市食品衛生協会神奈川県川崎市幸区南幸町3-126-1
横浜市食品衛生協会神奈川県横浜市南区井土ヶ谷下町17-5
厚木商工会議所神奈川県厚木市栄町1-16-15
藤沢市民会館神奈川県藤沢市鵠沼東8-1
ヴェルクよこすか(横須賀市立勤労福祉会館)神奈川県横須賀市日の出町1-5
おだわら市民交流センターUMECO神奈川県小田原市栄町1-1-27
大和市保健福祉センター神奈川県大和市鶴間1-31-7
秦野商工会議所神奈川県秦野市平沢2550-1
三浦市南下浦市民センター神奈川県三浦市南下浦町上宮田3274
足柄上合同庁舎神奈川県足柄上郡開成町吉田島2489-2
鎌倉女子大学神奈川県鎌倉市大船6-1-3

食品衛生責任者の役割とは?

ここまでは飲食店の開業に必要な食品衛生責任者について書いてきましたが、そもそも食品衛生責任者の役割は何なのでしょうか?

一言でいえば、お店の食の安全を管理し守る人です。

飲食店を営業していくということは不特定多数のお客様にあなたの料理を提供し、楽しんでもらうことになります。
その際いくら保健所が許可を出したとはいえ、お店に食品の衛生管理や公衆衛生について知っている人がいないのはまずいですよね。

食品衛生責任者はそういった食品衛生の知識や公衆衛生の管理をし、お店において食中毒を出したりや食品衛生法違反がないように管理することが主な仕事になります。
ですので従業員がいれば食品衛生について従業員教育をしなくてはなりませんし、食品衛生責任者は数年に一度食品衛生責任者講習(食品衛生責任者養成講習とは違います)を受けなくてはいけません。

食品衛生責任者は業務の性質上、常勤性が求められるため複数の店舗の掛け持ちができなくなっています。
前職などで食品衛生責任者になっていたひとは、新たに飲食店を開業する際にちゃんと前職の食品衛生責任者を退任しているか確認しましょう。

食品衛生責任者が変更になった場合は保健所に食品衛生責任者の変更届を提出することになっています。

お店の許可申請までに食品衛生責任者の選任が間に合わない?

最後にちょっとニッチなお話です。

食品衛生責任者は飲食店営業許可等を申請するときに必要になります。
しかしギリギリで養成講習会に申し込みをしようとしてたために養成講習会が満席で受けれず、食品衛生責任者の選任がお店のオープンに間に合わない方がたまにいらっしゃいます。

早め早めに講習を受けていれば問題ないのですが上記のようなイレギュラーな場合、許可申請時は食品衛生責任者が不在になりますが、いつまでに養成講習会を受けていつまでに食品衛生責任者を就任させるという誓約書を保健所に提出すれば許可が取ることができます。ちゃんと食品衛生責任者を就任させたらその旨を保健所に報告することになります。

山中

養成講習会が満席で間に合わないって結構あるんですよ!
あとから食品衛生責任者を就任させれますが、早めに講習会受けちゃいましょうね!

まとめ

飲食店等を開業する際に必ず必要な食品衛生責任者のことを書いていきました。

食品衛生責任者は特定の資格を持っている人か、養成講習会を受けた人が就任できます。
食品衛生責任者は飲食店において食品衛生や公衆衛生に関して重要うな役割をもつポジションです。

早めに食品衛生責任者になれるようにしておいて、お客様に安心して料理を楽しんでもらえるようなお店の体制を作っていきましょう。

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