お店の雰囲気や料理の見た目に大きくかかわる照明。

自分のお店をもつなら照明などにもこだわりたいですよね。

しかし照明の明るさなどは取得する許可ごとに決められていて、好き勝手出来ないのです。

ここでは許可ごとに決められている明るさの基準や注意する点を書いていきます。

許可別、照明の基準値

明るさ単位には「ルクス」というものが用いられています。

晴天時の昼間の外の明るさは100,000ルクス、スーパーやコンビニ等の平均照度は1,000〜2,000ルクス、ろうそくの明かりが10ルクス程度といわれています。

飲食店に必要な許可で代表的な「飲食店営業許可」「深夜酒類提供飲食店営業開始届」「風俗営業1号許可」の明るさの基準は以下の通りです。※神奈川県の場合

飲食店営業許可深夜酒類提供飲食店営業開始届風俗営業1号許可
必要な明るさ
(10ルクスより上)
20ルクスより上
(20ルクスは不可)
5ルクスより上
(5ルクスは不可)

これらの明るさの基準を満たさないと許可はおりません。

飲食店営業許可は神奈川県の条例では特に明るさの基準の数値は決められてなく、著しく暗くなければ大丈夫です。
※東京都の場合は50ルクス以上と基準が明文化されています。

ただし飲食店営業許可は10ルクス以下になってしまうと、低照度飲食店営業許可という風営法の許可を取らなければいけなくなるので、10ルクスより上だと思っていただければいいでしょう。

しかし、この辺りは明文化されていなく、同じ神奈川県内でも保健所ごとに解釈が異なることがあるので確認が必要です。

風俗営業1号許可に必要な照度の5ルクスより上は新聞や図書が読める程度を想像してもらえれば大丈夫です。

どうやって調べるの?

お店の照明の明るさを調べるには照度計というものを使います。

測る場所は客室のテーブルやカウンターの中で一番暗いところを計測します。

ですので他のところが明るくて基準を満たしていても、一番暗い場所が基準を満たしていないと許可は出ません。

 

飲食店や社交飲食店を営業する際は施設構造検査といって、お店に保健所の人や警察の人が営業施設が基準を満たしているかを確認しに来ます。

その際も照度計を使って計測するので、照度計(機器のメーカーは問いません)を使ってあらかじめ照度の基準を満たしているか確認しましょう。

お店の雰囲気に合わせる

許可ごとの明るさの基準を満たすことは許可を取るうえで最低限必要なものになりますが、照明は明るさ以外に気を付けるものがあります。

それは色温度です。

色温度は許可を取るうえで基準はありませんが、お店作りにとても需要な要素のひとつになります。

ケルビンという単位であらわされる色温度ですが、色の温かみを表すもので、ケルビンが高くなると寒色系 (青色)の色、ケルビンが低くなると暖色系 (黄色やオレンジ色)の色になります。

寒色系は蛍光灯や昼間の太陽光などの白い色、暖色系は電球や夕日など温かみのあるオレンジ色を想像してもらえればわかりやすいと思います。

色温度はお店の雰囲気や料理の見た目に大きな影響を与えます。

回転率を上げたいお店なら寒色系の照明を使ったり、ゆっくり楽しんでもらいたい店では暖色系の色を使ったりお店の雰囲気に合わせた照明を使いましょう。

まとめ

照明はお店作りでも使い方によってはとても重要なものになります。

しかしそれは明るさの基準を満たしたうえでのものになりますので、ご自身がどの許可を必要か把握したうえで照明の基準を満たすお店作りをしましょう。

当事務所に許可取得のご依頼をいただければ照度計等を使い、お店が基準を満たしているかの調査やアドバイスもしますのでよろしければご利用ください。

 

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