お店の雰囲気づくりにとても影響する店内BGM。

飲食店に限らず美容室やスーパーなど店舗を必要とするお店にはかかせないですよね。

しかし店内BGMで使う曲は好き勝手使っていいものでなく、JASRACに使用料を払って使うか商用利用ができる音楽アプリなどのサービスを使わなければいけません。

ここではお店で使う音楽についてまとめました。

曲を使うにはお金がかかる

まず前提の話になりますが、曲をお店で使うにはお金がかかります。

曲には著作権というものがあります。
作詞者・作曲者・音楽出版者などが曲ごとに著作権という権利をもっていて、店舗で使う場合には許諾を得る必要があります。

この許諾を得る窓口がJASRACになります。
許諾を得ると書きましたが、わかりやすく言うと曲の使用料を払うということです。
この使用料のことを著作権使用料といいます。

最近では商用利用できる有料音楽アプリなども出てきましたが、これらは月額に著作権使用料が含まれているためお店で使えるわけです。

「曲使うのにお金払いたくないよ!」

お気持ちも分からなくもないのですが、最近では取り締まりが強くなってきており裁判に発展しているケースもあります。

>>BGM利用店舗の経営者に対する訴訟の全国初の判決について

こういったケースに発展しないよう、曲を使う際は著作権使用料を払いましょう。

有料の音楽サービス

曲を有料で使う方法は大まかに分けて以下の3種類あります。

  • 有線放送
  • 音楽アプリ
  • JASRACに申請

細かく見ていきましょう。

有線放送

有線放送とはケーブルや衛生、光回線などを専用の機器につなぎ、曲を流すタイプのサービスです。
※月額の使用料に著作権使用料が含まれてますのでJASRACへの手続きは不要です。

などが大手であります。

有線放送の最大のメリットは手厚いサポートが受けれる点です。
長年の経験から店内BGMの様々なノウハウを持っており、コンサルティングもしてくれます。

曲数やチャンネル(お店の雰囲気に合わせた曲目のリスト)も豊富なので、お店にあったBGMが見つかるでしょう。

また店舗の曲だけでなく、POSレジや防犯システムなど一括で頼めるところも魅力かと思います。

料金は月額4,000~、加入料も必要になる場合もあったり少しお高めです。
あと機器の設置が必要なため、利用開始に日数がかかるのがデメリットです。

音楽アプリ

スマホやタブレットに商用利用可能なアプリをダウンロードして店舗で使うやり方があります。
※月額の使用料に著作権使用料が含まれてますのでJASRACへの手続きは不要です。

有線放送と比べて価格が安いのと、機器の設置がいらないので契約すればすぐに使える点が魅力です
スマホなどの使い慣れた端末で操作できるのもメリットでしょう。

有名なサービスだと下記のようなものがあります。

料金は「Simple BGM」なら月額500円とかなり安く利用できますが、「OTOGAKU」なら長期利用で月額2,980円と料金に差がかなりあります。

なら「Simple BGM」でいいじゃんと思われがちですが、「Simple BGM」はチャンネルが少ないなどのデメリットがあります。
音楽アプリのサービスは使える曲だったりチャンネルの数がかなり違うので、ちゃんと比較してどの音楽アプリを使うか決めましょう。

あと気を付けてほしいのが、音楽アプリは専用の機器は特に必要ありませんが、曲をダウンロードしたり、ストリーミングするのに通信量がかかるのでWi-Fiの設備などが必要になってくると思われます。

JASRACに申請

CDやテープを買って流す場合はJASRACに著作権料を支払うと曲を使用することができます。

JASRAC
https://www.jasrac.or.jp/info/bgm/index.html

著作権使用料の支払い義務は営業場所単位で発生するので、いくつかお店を運営している場合はお店ごとにJASRACの許可がいります。

JASRACへの使用料の計算は曲ごと(1曲5分以内のもの)に払うか、月額定額(1,200円~)、年額定額(6,000円~)のいずれかになります。
月額定額と年額定額は店舗面積によって金額が変わってきます。

年額定額が一番割安になりますので個人的にはおススメです。

JASRACへの申請は窓口とオンラインがあります。

申請をするとJASRACからステッカーが送られてくるので入り口など目に入りやすいところに掲示しましょう。

【番外編】Apple MusicやAmazon Musicはダメなの?

スマホやタブレットで聞ける音楽サービスの「Apple Music」や「Amazon Music」はお店で使えないのかという疑問が出ると思います。

すでに個人で月額を支払っていて、お店でも流用して使えないかとお考えだと思います。

しかし「Apple Music」や「Amazon Music」は個人利用を目的としたサービスで商用利用ができない規約となっています。
著作権使用料を払っても使うことはできません。

月額聞き放題の曲も、個別に購入しダウンロードした曲もお店で使うことはできませんのでご注意ください。

これらのデジタルコンテンツは商用利用不可ですが、AmazonなどでCDを購入したものをお店で流す場合はJACRACの管理範囲なのでJASRACに使用料を払えばお店で使うことができます。

無料の音楽サービス

ここまではお金がかかるサービスばかりを書いてきました。
ここからは無料の音楽サービスです。

曲を使うにはお金がかかると書きましたが、種類は少ないですが無料で使える曲もあります。
主なものは下の2種類です。

  • テレビ・ラジオ
  • 著作権使用料がかからない曲

細かく見ていきましょう。

テレビ・ラジオ

テレビやラジオをお店で流すのに著作権使用料は発生しません。

しかし、似たものでも以下のものは著作権使用料がかかってしまいます。

  • インターネットラジオを利用する場合
  • テレビ放送ラジオ放送を録音して流す場合

録音して流せなかったりインターネットラジオが使えないため、好きな曲やお店の雰囲気に合わせた曲が流せないなどのデメリットがあります。

著作権使用料がかからない曲

いわゆるフリーBGMやフリー音楽素材といわれる曲です。

これらは著作権料を支払うことなく、お店で流すことができます。

下記にあるサイトの曲は無料でダウンロードでき、商用利用しても大丈夫です。
※使用する際はサイトに記載されている利用規約をよくご確認ください。
使用前に配布サイト様から許諾が必要なものもあります。

これらのサイトの音楽はほとんどが無料でお店で使えますが、曲の著作権を放棄したわけではないので曲の二次配布や販売はできません。

また本サイトの掲載時と利用規約が変わっている場合がありますので必ず利用規約を確認してください。

まとめ

お店のBGMと一言で言ってもサービスや手続きはたくさんあります。

くれぐれも手続きなどをせず、著作権を侵害して曲を流すなどしないようにしてくださいね。

これらのサービスを比較したうえで、お店の雰囲気にあったサービス選びの参考になれば幸いです。

 

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