「お店で食べた料理がとても美味しかった!」
「この味を自宅でも楽しみたい!」
「友達にも知ってもらいたい!」
そう思うお客様はきっと多いでしょう。

そんな時に便利なのがお料理のテイクアウト(持ち帰り)販売
お客様の要望も満たせて、お店の座席数に左右されずにお店の売上アップにもつながるなどいいとこどりな手法です。

しかし、テイクアウト販売を始めるには許可をはじめ気を付けなくてはいけないことがいくつかあります。
このページではこれから飲食店などで料理のテイクアウト販売をしたい人向けに書いた記事になります。

山中

テイクアウトで販売できれば売上アップも見込めますし、上手くやればお店の知名度アップにもつながります!

許可がいらない場合

まずはテイクアウト販売の許可についてのお話からしていきます。
基本的に飲食店営業許可を取得している飲食店が、お店で調理している料理をテイクアウト販売するには別途許可を必要としていません。

例えばイタリアンレストランがピザやパスタをテイクアウト販売する場合には特別必要な許可はいらないということになります。(飲食店営業許可は必要
焼き鳥屋さんが持ち帰り用の焼き鳥をテイクアウト販売するのも別途許可は必要ありません。
飲食店営業許可のみで大丈夫です。

 

では店内で飲食ができるお店でなく、料理のテイクアウト専門店の場合はどうなるでしょう?
お弁当屋さんがわかりやすいですね。

こちらも販売する店舗で料理を作っている場合は飲食店営業許可のみで大丈夫です。
お弁当屋さんを例に挙げると、テイクアウト専門のお弁当屋さんは販売店舗でお弁当を作っているのなら飲食店営業許可のみで大丈夫です。
ただしお弁当を作る場所と、販売場所が異なる場合は作る場所で許可が必要になり、さらに販売場所でも届出等が必要になりますのでご注意ください。

ここまで見ると、「テイクアウト販売に特別許可はいらないんじゃないか」と思われるのですが、次からは別途許可が必要な場合を書いていきます。

許可がいる場合

通常飲食店でテイクアウト販売するのに必要な許可はいらないと書いてきましたが、許可が必要な場合もあります。
それは飲食店営業許可以外の許可を必要とする料理や食品をテイクアウト販売するときです。
ここでは許可が必要な場合を書いていきます。

例えばケーキやパン、アイスクリームのテイクアウト販売。
これらは飲食店でデザートなどで食べる分には別途許可は必要ありません。飲食店営業許可のみで大丈夫です。
しかし、これらをテイクアウト販売すると菓子製造業やアイスクリーム類製造業の許可が必要になる場合があります。

ケーキやパン、アイスクリームは食品衛生法上、飲食店営業許可とは別の許可が必要とされているからです。
店内で召し上がっていただく場合は例外として飲食店営業許可のみで大丈夫という運用になっています。
飲食店営業許可とは別の許可が必要になると、その許可に必要な設備の工事が発生する場合があります。

これら許可の有無の判断は保健所によって異なりますので、料理をテイクアウト販売をするときは保健所に確認した方がいいでしょう。

要注意!!お酒のテイクアウト販売

料理のテイクアウト販売の相談を受けるときにたまに出てくる話。
それはお酒のテイクアウト販売です。

お店で飲んだワインが美味しかったから買いたい。ボトルで頼んだが余ったので持ち帰りたいなど理由は様々ですが飲食店で飲んでいるお酒はテイクアウトできるのでしょうか?

まず前提知識として、飲食店で飲むお酒を提供するのには特別許可はいりません
これはあくまでも開封済みのお酒を飲食のお供としてその場で飲むものを提供している限りは必要ないということです。

しかし、飲食店で扱っているお酒や飲みかけのボトルをテイクアウト販売するとなるとどうなるでしょう?
実はこれは酒税法で制限されていて酒類販売業免許が必要とされています

飲みかけのお酒もテイクアウト販売するとなぜ酒類販売業免許が必要なのかは、飲食店で提供するお酒とテイクアウト販売するお酒は、仕入れから販売まで分けて管理しなくてはならないからです。
店内で飲むようで提供したお酒は店内でしか飲めないのです。

「じゃあ酒類販売業免許を取ろう!」
気持ちはわかります。
しかし飲食店で酒類販売業免許を取得するにはお酒専用の販売スペースを用意して飲食店と明確に区分けする必要があるなど意外とハードルが高くなります。
場合によっては大がかりな内装工事も絡んでくるでしょう。

飲食店でお酒をテイクアウト販売する際は入念な計画のもと、酒類販売業免許を取得しましょう。

衛生面の管理

ここまで料理やお酒のテイクアウト販売の許可について書いていきました。
保健所によって許可の運用の違いがあり、許可が必要かの判断や取得が大変ですが、許可関係は一度取得してしまえばそこまで大変ではありません。

それよりもテイクアウト販売の大変なところは衛生面や包装の管理でしょう。
テイクアウト販売するには、アイテムの特性ごとに複数の容器を用意し管理しなくてはいけませんし、お店以外で食べるという性質から衛生面の管理が行き届きません。時期的なものも絡んできます。

料理の衛生管理は飲食店経営において最重要項目のひとつです。
早めに召し上がっていただくようお声がけをしたり、場合によっては消費期限を設けてラベリングするなどの対策も必要になってくるかもしれません。

そう考えるとテイクアウト販売は煩雑な作業が増える分、ある程度の効率化が図れるまでは大変かもしれないということは知っておいてください。

まとめ

テイクアウト販売には許可が必要な場合といらない場合がありました。
お酒のテイクアウト販売はハードルが高いこともお分かりいただけましたか?

料理のテイクアウト販売は適切な許可の取得も大事ですが、衛生面の管理が重要ですので、テイクアウト販売をする際は特に注意しましょう。

ご自身のお店がテイクアウト販売する際にどの許可が必要か分からない場合は当事務所の無料相談もご利用ください。

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